跳ねた髪 大事な時 笑う癖

ずっとずっと、だいすき。

錨をおろした海賊船と、乗組員たちへ愛を込めて。

どうも。じゃんぷ担にゅす推しやらせていただいてます、一介の伊野尾担です。
今回、KAT-TUNの10THアニバーサリーライヴ、「10ks」に行って来ました。もう皆々様によるエントリがかかれてますが、じぶんのために、書きたいと思います。

わたしにとってKAT-TUNといえば、カッコいい、ロックを売りにした、布の多い、演出がやばいグループという印象でした。

中学生のときがちょうど修二と彰KAT-TUNデビュー時で、クラスの派手系の女の子たちがクラスに備え付けのCDプレーヤーで勝手に聞いてて「仁派?亀派?」って聞かれたりして。怖い、という印象がずっと、ありました。

それから時はたち、「KAT-TUNのライヴはやばい」「あれこそジャニーズのライヴ」「見た方がいい」という声こそ聞こえてきたものの、ハイフンといえばデビュー前以外は全員永遠の新規、みたいなイメージがあってやっぱり怖かったKAT-TUN
歌番組で見るたび、この歌すきだな、と思うだけでした。

そして、ベストヒットアーティストで田口くんの脱退発表があって。一気に世間の目がKAT-TUNに向いて。職場でオタバレをして生きているので、田口くんのことで質問責めにされて、不仲なんかじゃないです!!と大して知りもしないのにムキになって反抗したのを覚えています。

そんな中、お友達にご縁をいただいて、幸運にも充電前最後の航海にお邪魔させていただくことができました。

10ksと書かれてたっぷり風をはらんで膨らんだ帆が下ろされて、室内のドームに水が噴き出して。
たっぷり布をつかった飾り袖までついた衣装が超似合ってる上田くんが、「出港だーーーー!!」って叫んで、コンサートがはじまりました。


正直、びっくりしました。
わたし、KAT-TUNのことを、多分誤解してたし、なめてたなっておもった。
お前ら声だせー!!って言われるのは知ってたけど、あんな甘い顔されるなんて知らなかった。

上田くんがぺたんとしゃがみこんで、客席の女の子の顔一人一人を焼き付けるように大きな瞳でみるなんて知らなかった。

中丸くんが古参も新規も出戻りも他G担もまるっと抱き抱えて、だれも置いてかないステージを作る人だなんてしらなかった。

亀梨くんがあんなにお茶目で、愛らしく愛を振り撒く人だなんてしらなかった。

KAT-TUNとハイフンを繋いでる絆が、あんな素敵なものだなんてしらなかった。


KAT-TUNとハイフンはおっきな海賊船KAT-TUNに乗り込んだ運命共同体で、戦い続ける独立国家KAT-TUNの王様とお妃さまだった。

じゃんぷ担はカッコいい学園の王子様たちをこっそりみづつけられる女子生徒の気分になれるし、にゅす担は俺らの子猫ちゃん♥彼女♥っていってもらってデートしてるんだけど、わたしたちきっと一緒に戦わせてはもらえない。背中を見つめて、ついていくしかできない。それはそれで、彼らの遺志であり決断だから、どちらがいいとかいうわけではないけれど。でも。

ハイフンの皆さんは、一緒に戦ってるんだっておもった。これからも、充電期間も、例え3人の姿が見えなくったって、一緒に戦い続けるんだって、そう思いました。

ほしいもの全部わかってて、ありったけの愛をくれる、大好きな人たちを守っているハイフンの皆さんが羨ましくてたまりません。

ライヴの帰りの電車で、10ksを聞きながら、衝動的にquarterを買って、かむひあを買って、むさぼるようにみてるけど、きっと、わたしはハイフンにはなれない。KAT-TUNとハイフンが繋いできた絆を、全て受け止めることはきっとできない。

でも、彼らのこれからの歩みを、見ていたいっておもったから、待ってます。
確りと地に足をつけて。起きて働いて泣いて笑って眠って。充電が完了して、また弾けるような笑みで、海賊船の出港が告げられるその時を。