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Hey! Say! JUMP アイドル考。

これは湯坂さんのブログアイドルであるということ――君は人造人間 - 英雄は歌わないに触発されてかいたものの、なんか投稿しづらくてiPadに眠ってた原稿です。湯坂さんが呟いてらしたので供養。全てはわたしの妄想なので、おかしいところがあっても目をつぶっていただけると幸い、です…、、
あ、アイドルゲリオンてなんやねん、って方は前述の湯坂さんのブログをぜひ。すごい細かく書いてらっしゃるのでわたしが説明するよりよっぽどわかりやすいはず。


Hey!Say!JUMP。平成の世に、昭和スターみたいなキラキラしたアイドルを、ということでデビューした彼ら。JUMPは平均年齢15歳ほどでデビューした生粋のエリートジャニーズの集まりなので、アイドルとしての個体の自分、アイドルゲリオンとのシンクロ率は高い人々ばかりだとおもっています。しかも9人揃うととんでもないアイドルゲリオンとしての真価を発揮する彼ら。それでも、彼ら個人のアイドルとしてのあり方は一緒、ではない。とおもいます。ここに記すのは私から見えている(ここ重要。あくまで個人の主観です)彼らのアイドル性について。これを読んで、そんなんじゃない、とお感じになるかたもいらっしゃるかとおもいます。あくまでわたし個人の目から見た彼らの偶像性のお話なので、暖かい目で見てやっていただければ幸いです。



①一体(のようにみせたい)型
・有岡大貴
有岡くんは「有岡大貴の中に人なんていないよっ」って全身で主張するタイプ。まっすー、相葉くんなんかとよく似てるとおもいます。アイドル有岡大貴であることをカワイイ方面でもカッコイイ方面でも突き詰めてる。彼のおっちょこちょいで天然な言動が彼のアイドル性を助けてる部分はありますが。

・知念侑李
もともとアイドルゲリオンとのシンクロ率が非常に高いタイプ。天才型。シンクロがとても上手。大ちゃんの違いは前者が自らアイドルであることを強いてるのに対し後者は行動そのままがアイドルっぽさを出してる感じ。
「アイドル?本当の僕?知念は知念だよ?」

・山田涼介
アイドル山田涼介と山田は同一人物、って自分に強いてるし周りにもそう主張してる。その意識が強すぎてアイドル山田涼介像に潰されちゃわないのかな、ってたまにおたく(わたし)が勝手に心配してしまう。努力してエヴァとのシンクロ率をここまであげてきたタイプ。
また彼はJ号機、JUMP自身に対してもそうだとおもう。JUMPと俺らになにも違いなんてないんだよ、って感じ。へいせいじゃんぷこーど(※ぱんつって言っちゃだめ、とか下ネタNGとかそういうの。トイレ行きませんとか)に一番執着してる感じ。
一体型に、一般にJUMPとしての認知が高い3人が並んでしまったのですが、だからちびーずと呼ばれる3人を前列に固めるとJUMPはとてもアイドル性が高かったのだともおもいました。

②同化(自分のパーソナリティーもアイドルとして成立させている)型
高木くんは、ゅぅゃ♡って感じの精神年齢最年少ってどーなのよ!?なとこと細やかで優しくて優男なとこが両方でアイドル高木雄也を成立させている感じ。そこに乖離はあるのだけどどっちも高木雄也としての側面で、アイドル高木雄也と現実の高木雄也の間に乖離はないような気がする。

③主人公型
天性のアイドル性を持つメンバーの多い、あえていうと「人間っぽくない」JUMPのなかで一番人間味を感じるのが圭人。彼が一番、アイドルとしての岡本圭人の中に、心優しい、上品な家庭に育った、偉大なアイドルである父に憧れるただの男の子が透けて見える感じがする。彼はとても素直だ。松本先輩からくっつきすぎ、全体に手が振れていないと指摘を受けたコンサート。次のツアーで、端のほうまで走って行って手を振っていたのはいつも圭人だった。遠い存在なのに、近くにいてくれそうな、つい感情移入して応援してしまうのが圭人。圭人が頑張ってるなら頑張ろう、て思う。天使しかいないJUMPのなかでも、彼が一際天使、大天使と呼ばれるのはそれが要因だと思う。

④執着型
・中島裕翔
アイドルとしての中島裕翔への執着、欲望が一番強いのが裕翔。彼は一度センターから降ろされて、それでドラム、カメラ、っていう立ち位置を確立したアイドルである。アイドルらしくないことを、あくまでアイドルとしてやろうとしている。それはアイドル中島裕翔で居続けるため。NEWSの加藤シゲアキくんが自分と似ている、という発言をしたことがあるように記憶しているのですが、シゲがアイドルとしての自分を強固にするためにアイドル以外の強み(小説家としての加藤シゲアキ)を求めたのに対して、裕翔はあくまでアイドルのままで俳優、ドラム、タップ、カメラ、という強みを求めてる。だから彼の被写体はあくまでメンバー中心だし、ジャニーズっぽくない俳優と言われるとニヤリとしながらもジャニーズです、って言う。だから彼のアイドル性はシゲより、嵐の二宮くんとかに近いと思う。ニノが裕翔くんにアタリ強いのって同族嫌悪入ってるような気がちょっとしちゃう。ノーブルハンサムなお顔にモデルや女優とならんでも違和感のない身長を持ってる裕翔は将来自分の立ち位置を脅かす存在になるかもしれない、もんね。

・薮宏太
薮くんが実は一番難しかった。いちお薮くんを執着型かなと思ったんだけど、裕翔くんとの違いは彼はアイドル薮宏太のパイロットというよりJUMPのパイロットってこと。
JUMPの顔、絶対的エースが山田涼介で筋肉が八乙女光だとすると、頭脳は彼だ。私には薮くんは、山田くん以上にJUMPを第一に動いているように思える。MCをそれとなく軌道修正をかけてくれるのはいつも薮くんだし、自分の仕事でもJUMPにいかに還元できるかって、みんな考えてると思うけど一番は薮くんだと思う。薮くん自身は雄也と一緒で皇帝薮様なとこも、へんな言動で周囲を惑わすとこも上戸入っちゃうとこも全部でアイドル薮宏太を完成させてる。

⑤乖離型
光くんは、アイドル八乙女光八乙女光自身がはっきり分かれてる(と光くんは思ってる)タイプ。でも光くんがアイドルじゃない、作り込んでない部分が私たちおたく的にはとてもツボをついたりしてひかにゃん…!!て感じなのでまるっとひかにゃんみたいなとこある。(日本語がヘタクソ)

・伊野尾慧
伊野尾くんは、アイドル伊野尾慧と現実の伊野尾慧は別物だ、ってハッキリと示してくるのに、アイドルとしての伊野尾慧を彼はいきているようにみえるのに、現実っぽさが急に見えるような、ああ人間だ、って思わせてくれることが全然ない不思議な存在、です私にとって。ベースはゅぅゃと同じ同化型なの。下ネタも平気で話す、理系男子をベースとして生きてきた伊野尾くんと、ふんわりした美しいあのお顔で伊野尾慧はできてる。でも、何処かで伊野尾くんの理系男子エピはアイドルとしての創作なんじゃないか、実は一人暮らししてるお部屋に半同棲のかんわいい彼女がいるんじゃないか、そのひとをどんな顔でどんな声で呼ぶんだろう、そんなことを思ってしまう。あのかわいいお顔の下を覗いてみたくてたまらない、伊野尾くんはそんなアイドルです。

そんな9人が集まって、かわいいかわいいJUMPができる。彼らはかわいいということに関してはプロです。世界で一番かわいい男性集団だと思う。女の子のかわいい、って感覚的なものなんだよね。このぴんくはかわいい、このあおはかわいくない、でもぴんくとあおがこう組み合わさってたらかわいい、みたいな。だから男性には理解不能な世界なんです。
でも、彼らHey!Say!JUMPは、そんな複雑怪奇極まりない女の子のかわいい、をわかってる気がする。今回のツアーJUMPing Carnival は、彼らが演出を自分たちで考えたツアーです。

彼ら9人が車の部品をもってくるくる回りながら、並んだら車が完成して花道を走り出す演出。彼らの特徴、人数が多くないと成しえないあの演出を見て、私たちファンがあげたのは感動の前に「かわぁいいいい…!!!」っていう感嘆でした。彼らが考えたかわいい、と私たちが考えたかわいい、が一致してるなんて、それってジャニーズとして最強じゃね?さすが時代にオーダーされるだけのことはあるわ!!